<沿革>
敦賀高等学校は、平成18年に創立100周年を迎えた歴史のある学校である。定時制は昭和23年に普通科・商業科の2学科が全日制に併設(夜間部・昼間部)して市内中心部に開校。津内分校・粟野分校も含め一時は400名もの生徒が在籍する県下有数の定時制高校であった。その後、昼間部廃止(昭和29年)、粟野分校閉鎖(昭和32年)、商業科募集停止(昭和47年)と、時代の変化とともに縮小を余儀なくされた。昭和50年に松葉町の現在地(全日制と同じ敷地)に移転、新校舎として施設・設備が改善された。平成19年には校舎のリフレッシュ工事が完成、校舎内は以前とは見違えるほど明るくきれいになった。また、平成22年度から単位制になり、三修制、前期と後期の2学期制が導入された。現在までに約1900名の生徒を送り出し、地域の中心メンバーとして活躍されている卒業生も多い。
<現状>
現在は、各学年1学級、在籍生徒78名(平成23年度)の普通科の夜間定時制で、生徒の大半は敦賀市内から通学している。生徒の多くは就業しており、コンビニ・スーパーや飲食店などでアルバイトをしながら学業と両立させている。教育課程は、普通科目のほか商業科目も取り入れ、実社会で役立つ知識の習得にも力を入れている。なお教員構成は、教頭1名・教諭8名・養護教諭1名となっている。(この他に、全日制から美術・書道各1名の教員が授業を担当)教員1人あたりの生徒数は約8人であり、家庭的な雰囲気の中で個々の生徒のことがよく理解でき、きめ細かな指導が可能である。中学時代に不登校ぎみであったが、高校入学後はほとんど欠席もせずに元気に登校している生徒も少なくない。生徒思いの熱心な教員と人懐っこい生徒との人間関係がスムーズに営まれ、生徒の人間形成にも大いに役立っている。
本校定時制は他の定時制高校と同様に入学動機、学習・生活歴、年齢、また家庭環境においても多様な生徒が在籍している。そこで、『多様な生徒に対応するきめ細かな教育』を目標に、「生徒一人ひとりを大事にする教育」「命と心を大切にする教育」「実社会で役立つ教育」の教育方針を掲げて日々の教育を実践している。「生徒一人ひとりを大事にする教育」に関して、本校では4限の授業終了後、生徒が全員下校した後、毎日欠かさず「教員打ち合わせ会」を行っている。「教員打ち合わせ会」は、教員間の意志疎通を図ることにより、共通の教育方針で指導にあたり、生徒の発するシグナルを早期発見・対応し、生徒一人ひとりが抱えている諸問題を解決することを目的として平成2年度より実施している。毎日、30〜40分程度、各授業の教科担当者からの報告(特設授業2コマ、各学年1限〜4限目までの16コマについて1コマずつ)に始まり、授業外での生徒に関する情報交換、教務部・生活指導部からの連絡、教頭からの連絡と続く。生徒一人ひとりの様子を詳細に情報交換することにより全教員が情報を共有し、きめ細かな指導を実践することが可能となり教育的成果が上がっている。時には22時の勤務時間を過ぎても熱心な討議が続くこともあり、「生徒一人ひとりを大事にする教育」はどこの学校にも負けないと教員全員が自負している。。




