03 働くって何だろう

 9月16日(木曜日)から、民間企業の就職試験が始まりました。10月6日時点で、本校全日制の民間就職を希望した生徒は、全員が「内定」をいただきました。就職を希望した皆さんは、本当におめでとうございます。合格した生徒に「よかったね、おめでとう」と話したら、とても喜んでくれました。

ところで、9月7日の就職希望者激励会で、私は以下の三つのことを話しました。

1 自分らしく、強気で就職試験に臨むこと。他人ではなく、自分との戦いである

2 礼節とは「状況や相手に応じて、程よい礼儀を示すこと」。そのために必要なものこそが相手に対する敬意や慎みの心。常に相手のことを考え、相手が心地よく思うような心の伴った礼儀のことが「礼節」であり、「礼節」とは、相手のことを想う心が重要だということ。就職試験だけでなく、社会人として大切なこと

3 働くとは、「(はた)」を「(らく)」にすること、働くのは、Well-being(持続的な幸せ)のためであり、当事者意識(我がごと)を持って社会貢献すること

 高校生にとって働くというのは、どんな感覚なのだろう。進学する生徒は、働く実感がないという。就職する生徒は、よくぞ覚悟を決めたねと話しました。進学するか、就職するか決めるのは覚悟がいること。お金のため、生きていくためなど様々な理由があると思うけれど、働くとは、「傍(はた)」を「楽(らく)」にすることだと思う。就職試験に合格したことがゴールではなく、やっとスタート地点に立ったということなんだよね。

 これからどう働いていくか。当事者意識を持って、Well-beingのために働いてほしい。

01 「校長プロムナード」の開始にあたって02 気比の松原にて外来種の駆除作業

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