39 ビジネススキルアップセミナー
職場で必要なビジネスマナー、コミュニケーションスキルの習得について、社会の一員としての自覚を持ち、実践できることを目的にビジネススキルアップセミナーが就職内定者を対象に実施されました。講師は若者の就職支援を行うジョブカフェの方でした。
講師の方は、「今は家と学校が中心の生活です。高校生ということで、お家の方や学校の先生に守られた生活です。働きだすと、皆さんの環境はガラリと変わります。進学した方より一足先に社会人になります。責任も出てきます。これまでの環境との違いから戸惑いもあると思います。今日は働くことってどういうことか、職場でのマナー、そういうことを学んでほしいと思います。」と話し、会が始まりました。
職場で必要なビジネスマナーについては、まず、マナーとは何でしょうかと問いかけていました。参加した生徒達もいろいろと考えていました。マナーとは、相手の立場に立つこと、お互いを大切にするということがマナーの根底にあり、相手に快い印象を与えることですと。では、なぜビジネスマナーを守らなければいけないのか、「お互いを思いやる行動」が「仕事の流れをスムーズ」にし、「気持ち良く働ける環境を作る」ことに繋がるから。
職場でのマナー5原則は、(1)あいさつ(2)表情(笑顔)(3)言葉遣い(4)身だしなみ(5)態度で、確かにこの5原則は重要だと私自身再認識できました。
また、社会人として、コミュニケーションは大事で、特に給与をもらって責任のある仕事をする職場では、非常に重要なスキルだということです。コミュニケーションには口頭表現、文章表現、身体表現(態度・表情)など、色々な手段や方法があり、コミュニケーション能力とは、「自分の意見や気持ちを正確に伝える力」「相手の意見や気持ちを正確に理解する力」つまり、コミュニケーションの基本は「話す」「聞く」。社会人になると、今までとはコミュニケーションの相手が変化し、これまでは、同年代の友達や先輩後輩、家族や先生方とコミュニケーションをとっていたと思うが、これから社会人になると年齢や価値観、立場の違う方達と関わる時間がぐっと多くなり、自分のお父さんお母さん世代、もしかするとおじいちゃんおばあちゃん世代の方とも一緒に働いたり、お客さんにそういう方がいらっしゃったりする場合がある。そういう方達と一緒に同じ目標にむかって、楽しく仕事をするためには、どんどん話をして親しくなることが大事で、話が苦手なら、「挨拶」を元気よくしてみるのもありではというお話がありました。
学校という守られた場所では、個性を引き出すことはもちろんですが、社会生活を意識し、鍛える教育も必要だなと改めて感じた時間でした。