137 就職活動、今年度からデジタル化

 高校生の就職活動期間は、学業への影響をできるだけ抑えるため大学生に比べて短く、3年生対象の企業による学校訪問は7月1日に解禁され、学校に集まる情報をもとに企業訪問や面接の練習を重ねる流れがあります。今年も7月9日に、サマー求人説明会が行われ、その後応募前職場見学会の参加等を経て、9月16日から選考が始まります。進学する生徒に比べ、本校での就職活動は早く、2年生の12月から本格化しています。

 本校には毎年1000枚以上の求人票が届きます。昨年までは膨大な紙の求人票から就職先を探すというアナログなやり方でしたが、今年度からインターネット上で求人票を管理し、生徒がタブレットやスマートフォンなどで閲覧できるシステムを導入しています。 

 これまでは、生徒が求人票を見たい場合も進路支援室にあるファイルか、学校のパソコンで閲覧するしかなく、企業情報にアクセスできる場所や時間が限られていました。このデジタル化を通じて、「自宅で保護者とともに求人票を見ながら会社を検討できてとてもいい」「業種や就業地域等、簡単に検索できるため、探しやすい」「お気に入り登録もできるため、複数の会社を比較しやすい」など、生徒からは好評です。また、担当教員も、「これまですべて手作業だったものが一元化され、集計や報告もできるため負担も軽減されている」と話してくれました。

 企業の基本情報だけでなく、求人票のホームページのURLから直接企業のホームページにアクセスし、社員の声や写真等も見ることができ、社内の雰囲気が伝わりやすいようです。さまざまな情報に触れて希望の企業を探し出し、ミスマッチを減らしてほしいと思っています。

 9月に入ると、公務員試験が始まり、9月16日からは民間企業の選考が開始されます。ぜひ、自分自身をしっかりと表現できる就職選考になることを期待しています。

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