199 ルールメイキング実践校と交流

本校は昨年度、今年度とルールメイキングに取り組んでいます。

「ルールメイキング」とは学校の校則・ルールの対話的な見直しを通じて、生徒が主体的に関われる学校をつくっていく取り組みです。校則を見直したり、変えたりすることが目的ではなく、生徒や先生同士で対話を重ね、みんなの納得解をつくっていくプロセスを大切にしています。下図は、ルールメイキングの在り方とはこんな感じかなと思っているものです。

さて、全国的に大雪となった1/25に、広島県の私立安田女子中学高等学校とのルールメイキング交流会を実施しました。この日は、広島県でも雪が降り、当初の計画通りではなく、安田女子中学高等学校のメンバー12名と本校ルールメイキングのメンバー16名が各家庭からリモートで90分間交流しました。

内容としては、現在取り組んでいることについての意見交換でした。安田女子中学高校は、2020年からルールメイキングに取り組んでいる学校で、ルールメイキング先進校ですので、様々な意見を聞くことができました。私も短時間でしたが交流会の様子を見て、生徒たちは何かを変えることを重視しているのではなく、校則を考えることを通して、自分の学校を考えていることを感じました。また、公立と私立の違いはありますが、自分の学校の在り方について、生徒の視点から考えているとも思いました。中でも、安田女子の先生が、「教員側がおせっかいすぎるんだよね」と仰っていたのがとても印象的でした。 さらに、生徒、教員、保護者誰一人も取り残さないルールというのが大切で、そのルールについて対話を通じて考えていくことを忘れてはいけないこと、いわゆる「みんな」ということを捉えているか、自分だけがよければいいという考えではいけないということがルールの大前提ということを生徒たちは感じたようでした。

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