210 第75回卒業証書授与式

3月1日、早春の柔らかな光がさす中、杉本達治知事をはじめご来賓の方々にご臨席を賜り第75回卒業式が挙行されました。まだ大学入試を控えている卒業生がいるため、生徒にはできる限りのマスク着用をお願いし、保護者の皆様にも、人数制限はありませんが、各家庭2名程度の座席しか確保できないことをお伝えし、お越しいただきました。

今年の卒業生の高校生活は、入学当初2か月の休校から始まり、3年間新型コロナウイルスの影響をもろに受けました。様々な制約の中でも、旺盛な向上心や知的好奇心をもとに、学術の習得と探究、部活動に励み、新たな学びを次々と吸収する素晴らしい生徒の皆さんでした。

私からは、卒業に際し、「独創的で柔軟であれ。たった一度の人生、自分のやりたいことをやり、道なき道を切り拓け。加えて、自分だけが突っ張るのではなく、どんなときも他者と協働しながら、自分の価値を高めていく柔軟性を持て」とメッセージを送りました。また、人生には逆境がありますが魔法の言葉として「おいあくまに」という言葉を餞としました。(おこるな、いばるな、あせるな、くさるな、まけるな、にげるなの頭文字)

卒業生代表からの卒業のことばには、保護者、教職員、地域の皆さんへの感謝と、コロナ禍で制約の多い中でも工夫し、勉強、部活動、学校行事等について、自分たちで「青春をつくってきた」ことが語られました。

コロナというパンデミックで翻弄された卒業生の皆さんだからこそ、敦賀高校で培った「自主自律」を発揮し、敦賀、福井、世界のどこかで、この地域、世界を支えてほしいと思います。そしていつまでも母校敦賀高校を応援してください。

卒業生の前途洋々たる人生を祈念しています。

卒業おめでとう!

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