全国高校生かるたグランプリ5位入賞!

全国大会で入賞した西部さんにかるた競技についてお聞きしました。

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2年 普通科 西部七海

★福井県高等学校文化連盟より「奨励賞」受賞(かるた部門)

★第32回北信越高校かるた選手権大会(R4.11)にて選抜チームで優勝

★東京開催の第18回全国高校生かるたグランプリ(R5.3)へ出場し、5位入賞に貢献

かるた競技はどのような競技ですか?

「ちはやふる」の世界です!歌100首のうち上の句の部分だけ聞いて反応しています。競技のルールは下記を参考にしてください。

一試合では百人一首の100枚の字札のうち無作為に選ばれた50枚と、歌を詠み上げる読手(どくしゅ)用の百首全ての詠み札を使用する。字札50枚を裏返した状態でよく混ぜてから互いに25枚ずつ取り、それを自分の陣地(自陣)の畳に上段、中段、下段の3段に分けて並べる。このとき札を並べる範囲は横87cmまでとなっており、相手の陣地(敵陣)にも同様に25枚が並べられた状態が完成形となる。その後15分間の暗記時間が設けられ、その間に自陣・敵陣の50枚の位置を暗記した後、競技が開始される。暗記時間中の最後の2分間は素振りが認められる。暗記後は対戦相手、読手の順に礼をしてから競技が始められる。これはかるたは礼に始まって礼に終わるという「かるた道の精神」によって、定式化されている。競技開始時にはまず百人一首に選定されていない序歌(一般的には王仁の「なにはづの歌」)が詠まれる。これは一旦上の句・下の句が通しで詠まれた後に下の句だけがもう一度繰り返され、そこから詠み札が一首ずつランダムに詠まれていく。詠まれた歌に対応する字札に相手より先に触れることで、その字札を自身の「取り札」とする(以降、字札のことを単に「札」と表記する)。自陣にある札を取った場合、その札を自身の横に置くなどして自陣から除外する。敵陣にある札を取った場合は、その札を陣から除外した上で、自陣にある札を任意で1枚選び、敵陣に送る(再配置させる)ことで自陣の札が1枚減った状態をつくる。後者を「送り札」という。一般的なかるた遊びのように取った枚数を競うのではなく、自陣の札を減らして敵陣より先にゼロにすることが勝利条件となる。

Wikipedia「競技かるた」より

どのくらい続けているのですか?

敦賀にカルタ会があり、小学四年生のときに始めました。きっかけは小学校のクラブで、楽しそうだなと思い入り、はまりました。クラブに指導しにきてくださるカルタ会の先生に誘われて入会し、6年間続けています。カルタ会で活動していた2人とは、敦賀高校でもチームを組んでいます。現在は3人で活動しています。

福井県代表選手はどのように決定したのですか?

北信越かるた選手権大会に出場する選手は階級と選考会で決まりました。かるた競技会にはA~C級まであり、A級の人が2人決定し、私はB級なのでB級の人で選考会(競技会)があり勝ち上がり選ばれました。

団体戦はどのように競技するのですか?

8人が登録されていて、5人が選手として出場し、残り3人で偵察やマネジメントを行います。5人はそれぞれ一斉に試合となります。試合には誰か出るかわからないこともあり、偵察は大事です。専用ノートはびっしり文字で埋まっています。並び、あたり、相手のくせ、得意札、とにかく情報は大事です。みんなで協力して競技に臨んでいます。

競技の魅力はどんなところですか?

最初は、百枚の紙を配られ、覚えてね、といわれて驚きました。先生と勝負をしてみて、負けて悔しかったです。一枚でも取りたいと思いました。そこが原点だと思います。続けると、札を覚えて早く取れるようになるので、どんどん取れる札が増えて嬉しくなりました。気がつくとその感覚がやみつきになっていました。福井県は選手層が厚いのですが、コロナ禍で子ども等の初心者が激減してしまい残念です。

「ちはやふる」を漫画でもみてるので、高校で試合がしたいと思っていました。コロナ禍でやめようかと考えた時もありましたが、続けてよかったです。

練習はいつ、どのように行っているのですか?

カルタ会で練習(敦賀週1)、他の練習会場(県内)にお邪魔して練習したりしています。他会場にいかないと多くの人と練習できないですし、移動等で練習時間も少なくなってしまいます。カルタをする人を増やして部活動として活動していきたいと思っています。カルタに興味のある人、声かけてください。一緒に活動しましょう!

第18回全国高校生かるたグランプリ大会の様子を教えてください。

全国大会はレベルが高かったです。ずっとカルタを続けてきたような人が多く、一戦一戦が全力を出し切るという試合だったので、消耗が激しかったです。連続優勝している東京とリーグ戦であたりましたが、強かったです。自分の実力不足を感じました。もっと練習したいと思いました。福井県内の強化練習会などで、多くの強い人たちと対戦して力をつけていきたいです。夏に県選抜の全国大会があるので、そこに向けて仲間と頑張っていきます!

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