235 野球人口を増やしたい

3年野球部のUさんとKさんは、中学校や高校の野球部員不足に課題を持ち、このままでは、野球競技が衰退していくのではないかと危機感を持っています。この日は、2人が校長室を訪ねてくれました。

中学校野球部の現状を確かめるため、中学校野球部顧問の先生にアポイントを取り、聞き取りに伺いました。そこで、中学校はもちろんですが、もっと小さいときから野球の楽しさに触れる機会の必要性を感じたようです。自分自身も小さいときに野球の楽しさを知ったからだと話してくれました。

大人が小さい子を指導するのもいいですが、高校生の私たちができることは何かないかと考え、敦賀工業高校の野球部とともに、地域の子どもたちに野球の面白さを知ってもらおうと5月13日に2つの高校野球部主催の「こども野球教室」を開きました。

宣伝は、同じ学科の友人がパンフレットを作成し、敦賀市の小学校へ配布しました。当日どれくらいの子どもたちが集まるか不安だったようですが、実際には小学1,2年生、未就学児も含め約100人が集まったようです。約2時間のプログラムで、ボールをつかった的当てなど子どもたちの目線にあわせて楽しんでもらえるよう工夫したと話してくれました。参加した複数の保護者方々からも、「高校生がボール遊びを教えてもらう機会なんてないからとてもよかった」「頻繁にしてもらいたい」など肯定的な意見をいただいたようです。また、自分達が小さい頃野球に興味を持ったのはボール遊びだったことを思い出したとも話してくれました。

今後は、どのように持続可能にしていくかを考えていき、ビジネス的な観点でも考えていきたいという話もありました。

野球人口を減らさないために野球の楽しさを教え、課題解決に取り組む姿勢がとてもうれしく思いました。

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