197 人と違う感性や考えを具現化できるのが絵の魅力~60人60色~

越前町の芸術家、西野カインさんに18日、定時制の60人60色の講師としてお越しいただきました。講演の中で西野さんは、絵や音楽など芸術の魅力や作品制作に取り組む姿勢を通して、自分らしく生きる大切さを伝えてくれました。

西野さんは不登校だった中学生の頃から交流サイト(SNS)に作品の投稿を始め、17歳の時に絵が完成するまでの過程を路上などで見せるライブペイントの旅で注目を集め、これまで県内や東京などで個展を開催し、歌手として音楽活動にも取り組んできたようです。

この日は、60人60色のキャリア教育の一環でしたので、生徒からの質問に西野さんが答える形で会は進行しました。西野さんは絵や音楽の魅力について「言葉に出せないものを表現できること」と話し、今後については「死ぬまでの人生は一瞬。どれだけ後世に作品を残せるか考えながら作り続けたい」とお話しくださいました。また、「絵や音楽は0から1を作り出すものであり、そこに魅力を感じる。絵をかいたら、自分はうまいと思うようにしているし、スランプに陥ったときは無理して描かずに、小説を読んでインプットの時間にしている」と話していたのがとても印象的でした。「今後は服のデザインや茶道などにも挑戦したい」ともといっていました。

西野さんのペン画作品三点の披露や、本校卒業のぴろりきんさんのギターを演奏に乗せてカバー曲を三曲歌う場面がありました。西野さんのファンという2年のTさんは「意志や個性が全身から出ていて美しいと感じた。自分のやりたいことを恥ずかしがらずにやっていきたい。」と話してくれました。

西野さん、素晴らしい講演や演奏をありがとうございました。

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