205 ニュースをつくろう!”歴史総合の授業で”

今年度から高校は新しい学習指導要領に基づいた教育課程となり、本校では、地歴の新しい必履修科目である歴史総合・地理総合を1年生で学んでいます。地歴公民科の先生方にとっても初めての授業ですが、生徒の主体性を引き出しながら、知識・技能、思考力・判断力・表現力を養うために様々な工夫を施した授業を展開しています。この日は、1年生の文理進学科でK先生が、第2次世界大戦に至る流れについて生徒がニュース映像をつくって発表する授業を行っていました。6つのグループが世界各国の動きについて地歴の見方考え方を捉え、表現することを目的に工夫を凝らしたニュースを制作し、その映像を見て評価しあい、振り返るという内容です。

1グループ5分程度の映像をつくってありますが、この5分に集約されている内容は非常に深く、実際に教員が教えていたらどれくらいの時間がかかるのかと思うくらいのものでした。教科書記載の知識だけでなく、自分たちで調べた内容等を当時に戻ったり、未来から歴史を振り返る形だったりしながら伝えていました。(写真)また、日テレ、フジ、TBS、朝日など各局のニュースをうまくまねてオリジナリティーをだし、自分たちで演出を施しながらも楽しく学んでいるのがよく分かりました。その完成度に驚くばかりで、生徒の力の素晴らしさに感動しました。ニュースはそれぞれ違う内容についてのもので、映像をみて、内容を理解できるように、そして見る側が楽しめるように工夫してありました。制作については、学校で録画をしているのですが、編集はみんなで家で通話しながら完成させたと、ある生徒は話してくれました。授業はみんな大喜びで、「すごいな」「なるほど」など褒め合っている姿がありました。

K先生も非常に驚いており、教えるよりも深く考えて表現しており、振り返りを見てもその様子がよくわかると話してくれました。

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