251 福井県のご当地ソングを調査!

福井県内のご当地ソングを調査した本校生Mさん。その調査結果をまとめた冊子「角」を見せてほしいと頼んだところ、冊子をもって来てくれました。(写真)

昭和歌謡好きなのは知っていましたが、高校生が福井の方言辞典をつくるプロジェクトリーダーを務めていたことがきっかけで、民俗学者の方に助言を求めに行き、ご当地ソングの違いについて調査してみたらと提案されたようでした。Mさんは、調査してみると、「嶺南よりも嶺北を舞台にした曲が多い」「東尋坊や越前岬など荒々しいイメージの場所が多い嶺北の歌は物寂しさを感じ、若狭湾や氣比神宮など穏やかな場所がある嶺南の歌は懐かしい感情を抱かせるなどの違いがあること」等を話してくれました。

実際に冊子には、県内のご当地ソングは、嶺北が74曲、嶺南が38曲あり、嶺北と嶺南の差が大きいことが気になっているようでした。「人口の割合も違うのでは?」と聞いてみたところ、「確かに人口の差も大きいかもしれないが、それだけではないように思う。それよりも嶺北と嶺南で文化が大きく異なるため、全く違う場所というイメージがあるのではないか」と話してくれました。

さらに、政治参加や今後の若者の在り方生き方など、様々な話を聞かせてくれました。実際に自分が高校生の時にこんなに社会のことを考えていたかなとも思いました。Mさん自身が自分の興味関心に基づき様々な催しに参加していたり、探究等に打ち込んだりしていることで、社会に目を向けていくことができているのかなとも思います。自分一人ではなく、周りの友人等も一緒に活動していき、それぞれが自分の好奇心に基づいて社会のことを深く考え、行動していきたいと思っていることが伝わってきました。

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