創生部の活動

マイプロジェクトアワード2021サポーター特別賞を受賞した探究部社会的分野『創生部』について教えてもらいました。答えてくれたのは、普通科の中川皓耀さん(松陵中学校出身)、笹井陽太さん(美浜中学校出身)、安居柚菜さん(気比中学校出身)、竹越藍香さん(気比中学校出身)、田邉那奈さん(美浜中学校出身)の5人です。

マイプロジェクトアワード2021サポーター特別賞についてはプロムナードに記事があります。

創生部はどのようなことをする部活ですか

地方創生であったり、地域活性化を念頭に置いて、自分たちの興味があることなどを地域と絡めながら、高校生という立場を活かしながら活動しています。

何かをやらされている部じゃないので、自分たちがしたいと思ったとき、環境が整っていることが素晴らしいです。自分のしたいことを表現できる部活動です。

活動内容は以下のようなものがあります。

●ムゼウムガイド (研修会への参加等含め、継続的に行っています)

 ☆敦賀市より感謝状授与(R4.3.31) 

 ☆ザ・穴場ツアーCATVネットワークに芸人のU字工事さんと出演(R4.2.28)

 ☆マイプロジェクトアワード2021サポーター特別賞受賞(R4.3.27)

●イベント主催(敦賀市立博物館の企画展でワークショップ企画・運営など

人道の街募金(ウクライナからポーランドへと逃れた難民支援や、人道的支援としての募金活動)

●オリジナルメディア(webメディア)【UNLEARN】アンラーン の運営(創生部制作のホームページ)

伝統野菜杉箸アカカンバ【UNLEARN】でポーランド料理のボルシチレシピ開発と商品化プロジェクト【UNLEARN】 

インスタグラムやTwitter、UNLEARNなどで活動の様子をUPしていて、内容も充実していますが、どのように作成しているのですか。3種類もあると大変ではないですか。

笹井:原稿はそれぞれのイベントのチームで作成しています。原稿を元に写真を入れたりページをデザインして更新する作業は3年生1人と2年生2,3人で行っています。分担しているのでものすごく大変ということはないですが、時間はかかります。ただ、創生部が探究活動のロールモデルとして情報を発信し、校内、地域の人たちに活動を伝え、広げていきたいので、多くの人の眼にとまるようSNSを駆使しています。SNSでつながった人、これからのつながる人との道具としてこれからも活用していきたいです。

何人くらい活動しているのですか

最初は20人くらいの研究会から始まり、今は50人くらい在籍しています。ほとんどは兼部しており、基本的に火曜日に活動しています。

たくさんの部員がいますが、部活の雰囲気はどんな感じですか

竹越:意見がよく出て、活発で楽しいです。

笹井:やりだしたら、楽しくて楽しくて、どんどん活動が大きくなっています。

安居:とりあえず、楽しいです!仲も良くて和やかです。

活動にとても前向きな姿勢がビシビシ伝わってきましたが、入部のきっかけはどのようなものでしたか

竹越:そもそもは、ホロコースト関係の研究会(校内)に参加していました。その後、地域のことに興味を持ち始め、学びたいという気持ちが大きくなりなっていきました。比例するように活動も多岐になり、研究会も部活動へと形が変わりました。

笹井:ガイドを始めたことで、やりたいことがどんどん出てきました。ガイドをすることで過去にあったこと(辛く哀しいこと)をゼロに戻し、未来のために何かを作り出し敦賀の街にプラスしていきたいと思うようになりました。

安居:ホロコーストの研究会を通して、敦賀の歴史を学びだし、敦賀のために何かしたいと思うようになったことがきっかけです。

田邉:小学生の頃にアンネ・フランクを読んでおり、ユダヤ人の歴史に興味がありました。皆で研究会で様々なことを考える中で敦賀を盛り上げたいと思うようになりました。

中川:コロナウイルス感染症が日本で広まり差別の話が出てきた時に、ユダヤ差別の歴史についても研究していたので、何かできないかと自分たちの問題として考え始めたとことがきっかけです。

創生部の活動を通して得たものや思うことはありますか

田邉:大使館の人に合うなど貴重な経験ができました。テレビに出演するなど思い出に残ることが多くありました。

竹越:ガイドをする中で意見を求められたりもするので、考えることが増えました。相手に伝えるために工夫することでコミュニケーション能力が高まりました。人前で話すのに緊張しなくなりましたし、対話の大事さを再認識することができました。

もうすぐ引退ですが、後輩たちに伝えたいことはありますか。また今後の展望を教えてください。

ムゼウムのガイドはアレンジしながら続けてほしいかなと思っています。

何より志を引き継いでいってほしいです。1,2年生もたくさん入っているので、それぞれの活動に期待しています。自分たちがしたいことを挑戦していってほしいです!

創生部は引退しても、進路がバラバラになっても、大学生になっても高校生(創生部)と合同で活動したいと思っています。

今回取材させていただき、創生部の皆さんの地元『敦賀』への熱い思いがひしひしと感じられました。また活動をSNSで丁寧に発信しているので、ぜひInstagramTwitterUNLEARNをご覧ください。

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