295 創生部展開催中!

「人道の港敦賀ムゼウム」のリニューアルオープン3周年を記念し、本校創生部が「LIFE~出会いとその奥にある記憶」と題した企画展を行っています。今夏、ポーランドや、杉原千畝がユダヤ人難民にビザを発給したリトアニアを訪ねた部員たちによる企画展です。期間は11月3日から来年1月30日まで。

2020年から「人道の港」についての歴史を学び、敦賀ムゼウムの館内ガイドにも挑戦してきた創生部は、今年7月28日~8月8日のポーランドとリトアニアを12人が訪れ、ロシアの侵攻によりポーランドに逃れてきたウクライナ避難民と交流したり、ナチス・ドイツによるユダヤ人らの虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所跡を訪問したりしてきました。

展示はポーランドとリトアニアに住む人たちへの親近感や、過去にあった悲惨な歴史に対する当事者意識を来館者に持ってもらい、平和や命の尊さを感じてほしいと企画。両国の歴史や貨幣などについてまとめたパネルや、現地で購入した人気のポテトスナックなどのお菓子、靴下なども並べています。

アウシュビッツ強制収容所跡のパネルでは、イスラエルの国旗を背負った若者がガイドから説明を聞き悲しみに声を上げ、大量の涙を流していたことなどを紹介しており、ウクライナ避難民との交流についてのパネルではミサンガ作りや折り紙をお互いに教えあい、笑顔であふれたこと、国歌を歌ってもらったときの鋭いまなざしと力強い歌声から感じた愛国心についてまとめています。

さらに、11月3日には、実際に部員による館内ガイドも行うとともに、敦賀高校創生部が、地元の伝統野菜「杉箸アカカンバ」の生産組合と共同で開発した、ポーランドの伝統料理「ボルシチ」に似たスープ「ツルシチ」を30食限定で販売しました。

H部長は「ポーランド・リトアニア派遣を通して、さまざまな人たちと関わり生活や文化、命を学んできました。企画展は見た人が何かを考えるきっかけになれば嬉しい」と話してくれました。

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