225 新任式、前期始業式、校則改正説明会について 

4月10日、新任式、前期始業式、校則改正説明会を行いました。数年ぶりに全校生徒が体育館に集まっての実施でした。私自身3年目で初めての体育館での全校集会でした。

新任式では今年度新たに17名の先生方をお迎えしました。生徒の皆さんには、「新しい出会いを大切にしてほしい」と伝えました。

前期始業式では、自分自身の経験を通して二つのことをお話しました。一つは出逢いの大切さです。私はこれまで何度も出逢いと別れを繰り返してきました。20代の頃に「人は逢うべき人に必ず逢える、しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず」という言葉に出逢い、この言葉をいつも心に留めています。自分にとって必要な縁をしっかりと手繰り寄せるには、自分自身に「求める心」を持てるかどうかです。必要な縁を手繰り寄せられるようにありたいですねと伝えました。

二つ目は、「授業での完全なる理解」です。私自身がこの敦賀高校で教えていた時にある女子生徒から言われた言葉を紹介しました。「わかっていることを何度も教えないでほしい。どの教科も宿題が多すぎて、自分の勉強ができない。部活も勉強もどちらも頑張りたいので、もっと速く進んでほしいし、もっと内容も深い授業にしてほしい。自分で勉強するくせがつかない」と。私はこの時ハッとし、自分自身に彼女の授業への取組に応えられるだけの授業ができていたのかと自問自答し、授業を一から見直しました。おかげで自分自身の授業を振り返ることができたと話しました。そしてこのことについて、生徒の皆さんも先生方も授業にどのような気持ちで臨むのかを考えてほしいと続けました。一人ひとりの授業の取組が変わればクラス全体が変わり、そして学校全体が大きく変わります。明日からの授業が楽しみです。

その後、生徒による校則改正説明会が行われました。昨年度ルールメイキングを通して、生徒からの提案で校則の見直しをしました。生徒から、どのような経緯で校則が改正されたかについて、新入生、在校生に理解してもらわないと、校則改正した時の念いが伝わっていかないとの提案があり、全校生徒に対し、生徒会長のIさんから校則改正の説明がありました。校則を改正するのは目的ではありません。校訓「自主自律」を体現できる生徒であってほしいといつも思っています。

左の写真が新任式、真ん中が始業式、右が校則改正説明会

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