227 教科横断型授業 

4月13日(木)、地理総合のK先生と保健のI先生が、教科横断型の授業を行いました。内容は「極夜」の恐怖~ビタミンDを摂取せよ~という授業です。「フィンランドでは秋から冬にかけてビタミンDのサプリメントが大量に売れるのはなぜか、5分間で考えてみてほしい」と授業が始まりました。生徒は慣れないながらも、タブレットのジャムボードを使い、グループで考えた仮説を付箋に書いていきます。ある班が「極夜」のことを話し、授業が新たな展開になりました。極夜とは?なぜフィンランドではイルミネーションがきれいなのか、オペラを見る人が多いのか等が繋がっていきます。極夜だと日光に当たることが少なく、ビタミンDが不足気味に。では、ビタミンDを接収する料理を考えてみよう、と展開が変わります。フィンランドを含む北欧ではどのようなものが捕れるのかなど、産業に関する話に。その後、ビタミンDが不足すると体にどんな変化があるのか等、保健分野へと移行していきました。

生徒たちは、「なんで?、なんで?」と話しながら、「~だからでは?」「ビタミンDが不足するとどうなるの?」「ビタミンDが多い食品って何?」その後、セロトニンやアミノ酸の話になったり、白夜だとずっと日光に当たっているわけだから皮膚大丈夫かな?とか、自分事としての想像になったり、どんどん話が繋がっていきました。1時間の授業中、生徒はずっと楽しそうに、興味津々の表情をみせてくれていました。それよりも先生方が楽しそうに授業しているのが印象的でした。教師があの手この手を使い、生徒に「世界が広がった、もっと知りたい」という学びの楽しさを感じられる瞬間を届けてくれていたと思います。生徒も「楽しかった」と話してくれました。

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