245 本校で探究学習の研修会を実施

5月30日、県内各高校の探究学習推進リーダーと各教科の指導主事が本校に集まり、探究学習の研修会を実施しました。1限目に研究授業として、敦賀の昆布の「うまみ」を化学で実証し、地理的な背景からその要因を探る「地理」と「化学」の教科横断授業をK先生とT先生、ALTのL先生が行いました。

2限目には、商業科で情報活用のケーススタディーをビジネススキルにつなげる「ビジネス基礎」の研究授業をS先生が行いました。同時に、1,2限ともにすべての授業を公開し、参観に訪れた先生方に授業を見ていただきました。元文部科学省視学官で國學院大学の田村学教授にもお越しいただき、2つの研究授業についての講評をいただくとともに、探究学習推進リーダーには、今後各学校で取り組んでいく授業に関する有用なアドバイスをたくさんいただきました。

本校の研究授業については、田村学教授は「極めてレベルの高い、内容の優れた授業だった」とふり返り、「高校で、他校教諭への授業公開は全国ではあまり例がないが、取り組むことで教師の授業の腕は上がっていく」と話してくれました。また、「社会科学と理科の実験を、うま味を題材にして見事に展開していた」と分析し、「何より、授業が進むにつれ、生徒が熱中してきた様子が見てとれた」と評価していただきました。教科横断授業については、「学校では効率的に、専門的に教えるために教科が分かれているが、物事とは元々いろんな面を持っていて、多面的に見ることで本質が分かってくる」と話してくれました。

本校教員が生徒とともに日々取り組んでいる授業をさらに磨きをかけたいと本校教員は気持ちを新たにしていましたし、特に生徒の表情や反応が素晴らしく、生徒の個性を引き出す授業を展開してくれていることをとてもうれしく思っています。生徒も教員も学び会う学校を今後も目指していきます。

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