265 職業体験で単位認定

職業選択の幅を広げるため、定時制の生徒6人が敦賀市の県立敦賀産業技術専門学院で、単位として認定される職業体験を受けました。6人は、7月24日から28日までの5日間、物流や電気工事、事務接客、製造の基本を学んだり、機器を操作したりして、業務への理解を深めました。定時制高校の単位として認められる職業体験(ジョブ・トレーニング)は県内初めてです。

昨年度、1日限定の職業体験を敦賀産業技術学院で受け、将来の仕事をさらに幅広く考えてもらおうと、今年度は期間を5日にし、5日間の体験で1単位となります。今回は2、3年生の希望者が参加しています。

24日は物流の仕事を体験しました。「物流は荷物の重さを知ることから始まる」との説明を受け、箱などに入る水の重さを求め、水を1とした時のそれぞれの材料の比重を使って重さを量る、といった基本を学んでいました。

機器の操作体験では、ハンドリフトは油圧でフォークが上下し、荷物を動かすことができると説明を受け、実際にハンドルを手前に引くなどして動作を確認したり、出荷を想定し、天井につるされたクレーンを動かしトラックに荷物を載せる作業にも挑戦したりしていました。

参加した2年生のKさんは「職業選択を増やせるのはとても嬉しい。普段街中で見るのとは異なった裏側の仕事が体験でき、とてもいい機会になった」と笑顔で話してくれました。

事務接客業では簿記やホームページ作成を、製造業は部品の組み立てや、金属加工、機械工具の扱い方なども学びました。5日間の学びを今後に活かしてほしいと願っています。

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