268 職員研修を実施!

7月24日、今年3回目の職員研修を実施しました。テーマは、「AI時代のICT活用」で、講師は、青山学院中等部、スタディサプリ「情報Ⅰ」講師の安藤昇先生でした。

創発(数が増えると予想しない特性が発現する)ということから研修が始まりました。Googleが去年発表した論文、大規模言語モデルの創発的能力(Emergent Abilities of Large Language Models)では、LLM(大規模言語モデル)は一定のパラメータ規模を超えると、急にそれまで予期できなかった様々な創発的な性能を発揮し始めるというのです。人間の脳内で起きている創発と同じことがAI内で起きているという話でした。(写真)そして、実際に先生がどのように学校で生成AIを使っているかのデモンストレーションもあり、AI時代の教育はどうあるべきか、など多岐にわたるお話を聞かせていただきました。

また、テストの点数等で評価する時代は終わっているという話もあり、最後に、学校で重要視されてきた記憶力、計算力、データ分析力等はAIにとってかわられる能力であり、今後AIとの付き合い方で大切なことは、

1. 相互補完(人間がAIの持つ知識や能力を活用し、自分の能力を向上させることが重要)

2. 創造力と柔軟性の活用(人間は新しいアイデアを生み出す創造力や状況に応じて柔軟に対応する力を持っているため、それらをAIと協力して活用することが大切)

3. 倫理観・人間性の維持(AIの利用が進む中で、人間としての倫理観や人間性を大切にし、AIを適切にコントロールすることが重要)

4. 継続的な学習(AIの発展に伴い、人間も継続的に新しい知識やスキルを学び、自己成長を続けることが大切)という話で締めくくられました。

研修後にも、多くの質問に答えていただきました。

この研修は、これから教育業界のみならず様々な分野で利用が促進されていくことを見据えた、未来を学ぶことを目的として実施しました。今回の研修を受け、将来どのように活用していくかを考えていかなければならない時期に来ているなと実感させられました。

今後もこのような研修を通して、学び続けていこうと考えています。

安藤先生、最先端の情報をありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

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