九州研修旅行(5ホーム:普通科理系)3日目

 本日はホテルニューオータニ佐賀の豪華な朝食からスタートです。とっても美味しいご飯に、佐賀の嬉野茶。お腹もこころも大満足。

さて、研修一つ目は吉野ヶ里遺跡です。700年間続いた弥生時代の全ての歴史が詰まった遺跡にて、当時の生活について学んできました。

外敵の侵攻を防ぐために周囲には「環濠」という溝が掘られています。さらに逆さに杭を打ち込まれており、強固な守りを体感しました。

入口には鳥居があり、その上には豊作を願って木彫りのトリがとまっています。ガイドさんによるとこれが鳥居の語源だとか。

鳥居をくぐって全体で45ヘクタールある広大な敷地に入ります。居住空間がある「南内郭」祭殿など神聖な場所がある「北内郭」そして歴代の王たちが埋葬された「北墳丘墓」などに分かれており、それぞれの場所で当時の生活様式を学ぶことができました。『発掘調査に携わりたい!』と言った生徒たちの声も聞こえ、探究心をくすぐる貴重な経験となりました。

 研修二つ目はアフリカンサファリ。動物とのふれあいが楽しめるところです。動物に触りながら肌や毛の質感を直に感じ取ることが出来ました。驚いたのはカンガルー。こんなに近くにいていいの?ムキムキだけど襲ってこない?おそるおそる距離を縮める生徒たちでした。メインイベントはジャングルバス。わくわくドキドキの体験に出発です!バスが近づくとエサをおねだりするヤギやヒツジたち。愛くるしい姿にみんなメロメロです。遠くから熊を発見。近づくとあまりの大きさにびっくりです。そして百獣の王ライオン。間近でライオンの咆哮を聞きながら肉をやります。あまりの迫力にビビってしまう私たち。金網がなければこっちがエサになっちゃいますね。

しばらくバスに乗っていると、湯けむりがあちらこちらに上がってきました。そのうちバスの中にも硫黄の匂いが漂ってきます。

 研修三つ目はお待ちかね「地獄めぐり」の時間です…ようこそ「地獄」へ。

日本でも有数の地熱エリアである別府温泉には海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の合計7つの地獄があるのです。

それぞれ泉質が違い、色や匂い特徴も個性があります。鬼山地獄は温泉の中になんとワニがいるのです。総勢30頭くらい?!スタッフの方に尋ねると鬼山地獄は無色透明で特徴がなく、7つの地獄で一番人気の無い場所だったそうです。その時のオーナーがたまたまワニを飼っていて、暖かい環境じゃないと生きていけないワニを入れてみたら、意外とウケたとのこと。

「観光資源×アイデア」で『がっちり』ですね。さらに韓国人、中国人の観光客も多く、スタッフの方はそれぞれの国の言葉で温泉の説明をして拍手喝采を受けてました。海外の人のハートをつかむ重要さも実感しました。

 リゾーピア別府では美味しい料理と温泉でゆっくり疲れを癒すことができました。それにしても高校生の食欲は凄まじい!お米が足りず、おひつのご飯を何度もおかわりしてました。それに対応してくれたホテルの方、感謝です。

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