27 卒業生が講師として
定時制のキャリア教育で、「60人60色」を実施しています。60人60色とは、十人十色にちなんで名づけられました。人にはそれぞれ好みや個性があることです。一人ひとりが自分の個性を発揮し、自身のキャリアについて考えていってほしいと思います。
この日の講師は、帽子や小物、雑貨をハンドメイドして販売しているTさんですと紹介していましたが、よく見ると部活動での教え子でした。
仕事のことや嬉しかったこと、大変だったことなど様々なお話がありました。中でも印象的だったのは、イベント等で自身が作ったものを売るのですが、自分のブースだけ売り上げがないという話。しかし、そこで心が折れるのではなく、売れているブースを見てなぜ売れているのか気づくことができる。自分の店に不足しているのは何かがわかるという話です。そして、少しずつ工夫していくことで、お客さんもついてくれるようになっているということで、生徒は興味津々で話を聞いていました。
生徒からは、「趣味が仕事になるのですか?」という質問がありましたが、「努力です」と答えていました。生徒も「なるほど」と言っていました。
短時間でしたが、十数年ぶりに再会し、懐かしくなりました。
先生以外の教え子が、生徒に教えてくれる機会があるというのは、とても貴重で嬉しいものですね。ありがとう!