キャリアデザイン事業_「看る×観る×拓く~医療のリアルにふれて、自分の未来を拓く4日間~」
7月28日(月)~8月1日(金)にかけて、市立敦賀病院の看護師の方々や長浜バイオ大学の先生方をお招きし、講演会や実習を通じて医療の現場にふれる4日間のキャリアデザイン事業を実施しました。
7月28日(月)は、「災害対応について」をテーマに、災害看護専門看護師の方から震災時の病院の映像や写真、体験談を交えたご講演をいただきました。災害時の病院内の動きや、災害看護においては発災直後だけでなく、その後のケアも重要であることを学びました。講演後には、身近な物を使った応急処置のワークショップが行われ、生徒が試行錯誤しながら真剣に取り組む姿が印象的でした。
7月30日(水)は、「臨床検査ってなあに?」というテーマで、長浜バイオ大学の山本哲志先生による講演を開催しました。臨床検査技師の仕事内容やその魅力について、エコーなどの医療機器を実際に触れながら分かりやすく説明していただきました。
7月31日(木)には、同大学の福井充先生をお招きし、「PCRによる食肉の種類の鑑定」をテーマに実習が行われました。生徒にとっては初めて目にする実験器具も多く、複雑な操作もありましたが、福井先生のご説明のもと集中して取り組む姿が見られました。
8月1日(金)は、「訪問看護ってなあに?」をテーマに、訪問看護認定看護師の方から、訪問看護の仕事内容やその魅力について体験談を交えてご講演いただきました。少子高齢化が進む現代社会において訪問看護の重要性が高まっていること、そして訪問看護は利用者が自分らしく生活できるよう「人生をサポートする」仕事であることを学びました。
この4日間を通して、生徒たちは医療現場で働く方々の生の声を聞いたり、実際に体験したりすることで、医療職への関心をさらに高めることができました。この経験が、チーム医療の視点を持ち、様々な職業に目を向けながら、自ら進路を主体的に考えていくきっかけとなることを期待しています。